メディアとのインタビューのヒント

以下は、メディアとのインタビューに効果的に答えるためのヒントです。

インタビューの前に

下調べする:当該メディアの主な読者層や最近の記事などを下調べしておきます。可能であれば、その記者が以前にどのような記事を書いたかを調べてみましょう。

入念な準備:伝えたいポイントを一つか二つ決め、それを効果的に伝えるために声に出して練習します。質問をあらかじめ予想した上で、前向きに答えられるよう準備しておきましょう。

基本情報を提供する:インタビューに先立ち、自分の略歴やロータリーの基本情報を記者に提供しておきます。

インタビュー中に

誠実に答える:質問への答えを最初に述べてから、準備しておいたポイントへと移ります。記者から批判的な質問をされた場合も誠実に答えた上で(ただし批判的な部分を繰り返さない)、自分が述べたい主なポイントへと方向を向けます。

質問攻めに陥らない:インタビューの主導権を記者に握られないようにし、自分が述べたいメッセージをしっかりと伝えましょう。相手の質問を逆に利用しながら、うまくロータリーのストーリーを伝えましょう。

主要なポイントを強調する:「大切なのは……」「重要なポイントは……」などの表現を使い、主要なポイントを強調しましょう。ポイントを繰り返すのも一つの手です。

難しい質問に備える:以下は、難しい質問に対応するためのテクニックです。

  • そらす:(例)「それにお答えするのは、まだ時期尚早です」
  • つなげる:(例)「以前は確かにそうでした。しかし、今は……」
  • 広げる:(例)「これは社会的な問題です」

はっきりと簡潔に話す:シンプルに事実を伝えます。記者があいまいな質問をしてきた場合は、質問の意味を聞き返します。

トピックから逸れない:インタビューの焦点が逸れないようにし、自分が伝えたいメッセージに絞ります。

生き生きと話す:歯切れのよい口調で表情豊かに話します。

多様な表現を使う:使いたい表現や言葉を事前に準備し、同じ言葉を繰り返し使わないようにします。

自分の体験を交える:体験談や逸話を交えることでメッセージがより効果的に伝わります。

ロータリー用語や業界用語を避ける:「地区」「ガバナー」といったロータリー用語は一般の人には通じず、かえって混乱を生みます。やむを得ずロータリー用語を使う場合は、その意味を説明してください。例えば、「ロータリアン」や「ローターアクター」ではなく、「ロータリー会員」と言いましょう。

事例や数字を交える:事例や統計を示して説明します。

「オフレコ」はないことを忘れない:雑談中の発言であっても報道される可能性があります。

読み手や視聴者は誰かを考える:読み手や視聴者が何に関心をもつかを考えてコメントします。

テレビのインタビュー

  • 自然な口調と身振りで話す。
  • 文は短く。
  • カメラではなくインタビュアーに向けて話す(対話するイメージ)。
  • 前向きな態度で話す(適切であれば笑顔で)。
  • 柄入りの服装は避ける(見る人の視線が服に向かってしまうため)。